『やさしいせっけん』のねば塾

 

1978年から石鹸づくりをつづけている、長野県・佐久市の会社。カーナビを頼りに周辺までたどり着いたのですが、住宅街で迷ってウロウロ。しばらく迷っていたら、林と畑に囲まれた社屋と工場が見えてきました。

 

ねば塾は、障害者・健常者というカテゴライズを捨て、共に働く場所をつくるという目的で設立されました。心身にハンデをもつ人だって、健常者なら当たり前の「自ら働きその収入で暮らす」という生活を求めている。その“当たり前”を実現するための場。それがこのねば塾なのです。

 

ねば塾のそんな決意と姿勢は、運営形態にも現れています。というのもここは、行政からの福祉的補助金を受けていない“有限会社”。このことは福祉系作業所ではとっても珍しいことなのです。自分たちの力で、きちんと世に受け入れられるものをつくって利益を生み出していこうという強い気持ちが、その形態から見えてくるよう。その気持ちは、ねば塾が自分たちのことを「石鹸職人集団」と称することからも、よ〜くわかります。

商品の何よりの魅力は、シンプルで安全、そして自然環境にやさしいこと。たとえば、Good Goods プロジェクトの『やさしいせっけん』の原料はパームとパームの核油だけ。それらを中和法(油脂から取り出した脂肪酸とアルカリを直接反応させる方法)で純粋な石鹸分だけにし、機械練して無添加で仕上げています。もちろん色素、香料、添加物は一切なし。

自然素材を原料としているため、品質を一定にするのも一苦労。たとえば同じ仕入先のパーム油も、採取場所、採取時期、絞り方、保存期間などによりかなりの差があるのだとか。しかしそこは“石鹸職人集団”。その状態を見ぬき、経験と勘で均一な製品に仕上げていきます。

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